昔話にでてくるような日本の民家、
寂寥感が漂いながらも、そこには人の温かさがあります。

今日は東北自動車道を北上し、
福島県の会津地方にドライブにやってきました。

会津若松から米沢街道を通り、蔵の街「喜多方」へ。

喜多方市内に入ると本場の喜多方ラーメン店が点在しています。
長旅でお腹がすいていたので、さっそく喜多方ラーメンを頂きました。

喜多方の街の東に「おたづき蔵通り」という通りがあり、
その通りに沿って古い街並や蔵が並んでいます。



なんと馬車まで走っています。



さすがに対向車線を馬車が走っていたときには、びっくりしました。

通りに並ぶ古い蔵は、現在はお店として使われています。

通り沿いにある喫茶店「豆○」(まめまる)に入って軽く一休み。
味噌田楽だけでなく、味噌ソフトクリームもあります。



店内は、昔ながらの電球がぶらさがっていて味があります。
蔵の街という期待を裏切りません。





別のお店の人に、「なんで喜多方は蔵が多いの?」と聞いてみると、
昔、市内で大火事があったとき、蔵があった家は焼け残ったことから
蔵を大事にする風習ができたんだそうです。

住んでいる人のお話を聞くと、
蔵の街を誇りに思っているのが伝わってきました。

喜多方の散策後
宿場町として栄えた「大内宿」(おおうちじゅく)にぶらっと行きました。

大自然の山に囲まれ、
途中道はほとんど民家すらない道を走ります。



少し離れたところに駐車場があり、
そこから歩いて大内宿に向かいます。
まるでテーマパークのよう。

大内宿は、
大きな茅葺き屋根の民家が立ち並んでいます。



茅葺き屋根の民家は、一軒一軒が雑貨屋などのお店として使われていて、
ちょっとした商店街のようになっているのです。





おばあちゃんが手作りの民芸品などを売っていました。
ぼくの祖母へのお土産のつもりで手提げを買おうとしたら、
「よく似合ってるよ」と言われてしまいました。

歩いていると、
「しんごろう」という郷土料理を売っていたので、食べてみました。



餅米のキッチリした食感と香ばしい味噌の香りが絶妙です。
もっと全国でも売れるようになればいいのにと思いました。

ちなみに、
この大内宿は、昔は、旧会津西街道という街道の宿場町として栄えたのですが、
街道が廃れるにつれて、街全体の発展がとまっていったそうです。
そのため、現在でも昔の街並が残っているのだそうです。

昔から住んでいる人の話を聞くのは楽しいものだなとあらためて思いました。