Law and Legal Information

Q.
監査役は置かなければいけないのですか?

A.
取締役会設置会社と会計監査人設置会社では、監査役を置かなければならないとされています。
ただし、取締役会設置会社であっても、非公開会社で会計参与を設置している会社では、監査役を置く必要はありません。
なお、委員会設置会社では、監査役は置いてはならないとされています。

(解説)
まず、取締役会設置会社において、監査役の設置が義務付けられている理由は、次のように説明されています。取締役会設置会社では、株主総会の権限が縮小されている一方で、取締役会が業務執行の決定と監督を行うことができることから、監査役を設置して、株主の代わりに監査を行わせるようにしました。もっとも、非公開会社においては、監査役の代用として会計参与を設置することが認められています。
次に、会計監査人設置会社の場合、会計監査人に適正な監査を実行させるためには、会計監査人の地位の独立性を確保する必要があります。そこで、会計監査人の地位を取締役から独立させるために、監査役の設置が義務付けられました。
なお、委員会設置会社においては、監査及び監督機能を果たす監査委員会が必ず設置されることから、機関の重複を避けるために、監査役を設置することが禁止されました。

(参照条文)

会社法327条
2 取締役会設置会社(委員会設置会社を除く。)は、監査役を置かなければならない。ただし、公開会社でない会計参与設置会社については、この限りでない。
3 会計監査人設置会社(委員会設置会社を除く。)は、監査役を置かなければならない。
4 委員会設置会社は、監査役を置いてはならない。

この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします

Twitter で
The following two tabs change content below.
「ビジネスに有益な法務の情報を、分かりやすくご紹介すること」を目標として、このウェブサイトを開設しました。「法務」は、堅苦しいように思われがちですが、味方に付ければ大変心強いはずです。法的な問題について、お悩みやご相談ごとがございましたら、弁護士への法律相談をご検討ください。>> お問い合わせはこちら

最新記事 by 弁護士 金子 剛(金子総合法律事務所・栃木県弁護士会所属) (全て見る)

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。