雨引山楽法寺
茨城県桜川市にある雨引山・楽法寺に参拝してきた。「雨引観音」と称されて親しまれている古刹だ。むかし一度、このお寺を訪れたことがあって、そのときには参道の脇に大きなあじさいの株が並んでいるものの、開花の季節ではなかったから、いつか紫陽花の咲く季節に来てみたいと思っていた。
参道を三千株の紫陽花が埋め尽くす。
赤門と繁る紫陽花。
雄麗な仁王門はその彫刻も力強い。
茨城県の指定文化財に指定されているそうだ。
磴道と紫陽花
古い石段と紫陽花は見事に調和していた。
紫陽花は目の高さよりも低い位置に花弁をつけるから、ちょうど足もとの石段に馴染むのだろう。
ちなみにこの磴道は厄除けの石段と呼ばれており、一段登るごとに「南無観世音菩薩」と称号を唱えて登ると、145段を登りきったときに厄が落ちるとのことだ。私はそういう言い伝えは大好きなので、参拝する前に調べておけばよかった。
雨引観音
雨引山楽法寺は、587年に法輪独守居士によって開かれた古刹である。
名称の由来は、大干魃に見舞われた821年の夏、嵯峨天皇が降雨を祈らせたところ、国中が大雨に潤ったことから、山号を雨引山と名付けられたことが始まりだそうだ。紫陽花の季節に訪れたくなる名称だ。
本尊である観音さまは、ひとびとの病気を癒し、延命長寿を与えてくださることから、安産・子育ての効験があるといわれている。ちなみに近くには延命水と呼ばれる泉が湧いており、延命長寿の功徳を得られるらしい。
現在の雨引観音の本堂は、1682年に建立されたものだそう。
多宝塔は荘厳で迫力がある。近くでみると精巧に組まれた木々が美しい。
愛犬
雨引観音の境内には孔雀が放たれているので、犬には境内の外で待っててもらった。この日も、たくさんの参詣者の方になでてもらったので、満足そうな顔をしている。
雨引観音について
- 所在地
- 〒309-1231茨城県桜川市本木1
- アクセス
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- 車の場合 北関東自動車道「桜川筑西I.C.」から
- 電車の場合 JR水戸線岩瀬駅からタクシーで約10分
- ホームページ
- http://www.amabiki.or.jp(別ウィンドウで開きます)
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