美味しいかき氷があるらしい。
地元の友人からそんな噂を聞き、
はるばると日光まで、かき氷を食べに行ってきた。

チロリン村のかき氷

四代目徳次郎の日光天然氷のかき氷

あまり知られていないかも知れないが、
日光の霧降高原のふもとにあるレジャー施設「チロリン村」
アーチェリーやエアーライフル、パターゴルフなどの、
アウトドアスポーツを楽しむことができる。

高原の涼やかで爽やかな気候のなかで遊ぶのは気持ちよいものだが、
チロリン村で楽しめるのは、アウトドアだけではない。

実はこのチロリン村で食べられる「かき氷」が贅沢すぎるのだ。
四代目氷屋徳次郎の日光天然氷をつかったかき氷。
わざわざこのかき氷だけを食べに日光に来る人もいるほどである。

日光天然のかき氷

カウンターでかき氷を注文をしようとしたら、
「40分待ちとなっていますが、よろしいですか」と言われてしまった。
もちろんかき氷を食べにきたので、待つのはぜんぜん構わないけど。
とりあえず定番の「とちおとめイチゴシロップ」を注文した。

待っている間にも、
なんでそんなに時間がかかるのだろうという疑問がわいてくる。
一杯のかき氷をつくるのに30秒もかからないよね。

併設の「ふくろう工房」という雑貨屋さんを観たりして、順番を呼ばれるのを待った。

そして出てきたかき氷を一目見た瞬間に
ただのかき氷ではないのがわかる。

四代目徳次郎の天然氷のかき氷

結晶のように厚く削られた大粒の氷。
かき氷のなかにもシロップが閉じ込められている。
かなり手間がかかっているだろう。

口にいれると、氷は大粒なのに、まるで綿アメのように溶けていく。
シャリシャリというよりも、ふわっという感覚。不思議。

なぜ食感がこうも違うのか。
それはかき氷に天然氷を使っているからだ。

天然氷について

この天然氷は、冷凍庫をつかわず、
その名まえのとおり、自然のなかでつくられる。

巨大なプールのような池にくんだ水が自然に凍るのを待つ。
待つといっても、ただ凍ればいいというわけではない。

雪が降れば雪をかき、氷が柔らかければ割ってやり直し。
思い通りの氷ができたら、カッターで切って氷室に保存。

驚くほどの手間がかかっているのだ。
こんな贅沢な氷を使ったかき氷が、普通のかき氷のはずがない。

チロリン村の情報

所在地
栃木県日光市霧降1535-4
(日光I.C.から日光街道に入り、松原町交差点を右折、そのまま直進。)
URL
http://www.chirorin.com/

近くの観光地

霧降高原キスゲ平園地という見晴らしの良い山がある。
こちらの日記に書いているので、よかったらどうぞ。

都内でも天然氷のかき氷を

ちなみに、この四代目徳次郎のかき氷は都内でも食べられる。
夏の間限定となってしまうけど、恵比寿ガーデンプレイスの三越でも販売されているのだ。