花やしき

懸賞で花やしきの入場券が当たったから、浅草の花やしきに行ってきた。
花やしきというと、ずいぶんと昔からある遊園地というイメージがあるが、調べてみたところによると、花やしきの始まりは、江戸時代末期(1853年)らしい。最初は花園だったものが、明治5年ころから遊戯施設が置かれ、動物も飼育されるようになったとのことだ。
ちなみに、1905年に発行された夏目漱石の『吾輩は猫である』にも、迷亭先生の手紙のなかで、孔雀がいる「浅草花屋敷」として登場する。

浅草駅から花やしきへ

雷門

浅草駅のそばにある雷門をくぐると、
縁日を思わせるような仲見世通りが続いた。

仲見世通り

浅草寺を横に逸れたころから
地上60メートルまで届くスペースショットが見え始めた。
そして絶叫する声も聞こえてくる。
絶叫マシンが苦手な私の心拍数が少しずつ上がりはじめた。

花やしき

がらがらと音をたてて園内を走り回るローラーコースターは、
現存する日本最古のジェットコースターらしい。

花やしき

私が思う花やしきのよかったところ

花やしきを歩いていて思ったのは、
園内に置かれている物ひとつひとつに、
入場者を楽しませようという心意気が感じられることだ。

幼い頃に夢中で遊んだロボットの人形(に似た人形)、

花やしき

絵本に出てきそうな奇妙な名まえの木、

花やしき

何か御利益のありそうな建築物。

花やしき

どのセットも作り手の遊び心があふれていて、眺めているだけでも楽しめる。

花やしき

花やしき

入場者に楽しんでもらう場所と時間を提供すること、そんなスタッフのおもてなしの心が、歴史を越えて愛される遊園地を作り上げているのかもしれないなぁと思った。

花やしき

花やしきについて

浅草花やしきの情報は以下のとおりです。

住所   東京都台東区浅草2−28−1
営業時間 10:00〜18:00(ただし季節・天候によって異なるそうです)
     最終入園時間は閉園の30分前まで。
最寄駅  つくばエクスプレス「浅草」駅
     地下鉄銀座線・地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン「浅草」駅
ホームページ 浅草花やしき(別ウィンドウで開きます)