しまなみ海道
愛媛県の今治と広島県の尾道を結ぶ「しまなみ海道」は、
全長５９．４kmに及ぶ本州四国連絡道路である。
本州四国連絡道路は、このしまなみ海道の他に、
「神戸・鳴門ルート」と「児島・坂出ルート」があるけれど、
自転車でも走ることができるのは、しまなみ海道だけ。
サイクリングをしてみる
せっかくなので、しまなみ海道を自転車で横断してみた。一人で。
今治と尾道のサイクリングターミナルでは、
相互に乗り捨て可能なレンタサイクルの貸し出しがある。
ちなみに、サイクリングターミナル間は、全長約７０kmとなる。
私は愛媛県側の「サンライズ糸山」で自転車を借りた。
いくつかの島と１０本の橋を通って、尾道に向かう。
私は地面を蹴って意気揚々と走り出した。
最初の３０分くらいは本当に楽しかった。
久しぶりの自転車、晴れ渡る空、風も気持ちいい海沿いの道。
最初の橋を渡ろうとしたとき、
私は重大な事実に気付いた。
高い。ものすごく高い。
私は高所恐怖症だった。
うすうすとは高いだろうなぁとは思っていたんだけど、
ここまで高いとは思わなかったよ。もう空を飛んでるみたいだから。
人間は本当に怖いときは、現状維持を好むらしい。
とにかく橋の途中で立ち止まったり方向転換したりするのが怖かった。
心頭を滅却し、アスファルトを凝視した状態で、最初の橋を渡りきった。
橋がものすごく長い。
橋の上からの写真がないのは、
１０本全部の橋をアスファルトだけみて走ったからです。
それでも途中の島でのサイクリングは本当に楽しかったよ。
私は最終地点の尾道まで走ったけれど、
途中で引き返すこともできるし（というか普通は引き返すので）
高いところが平気な方には、なかなかオススメのサイクリングロードです。
