2014年1月、栃木県足利市にあるあしかがフラワーパークが、CNNから「世界の夢の旅行先9カ所」に取り上げられた(Dream destinations for 2014 | CNN)。ほかの旅行先には、放し飼いのキリンがホテルの窓からのぞき込むケニヤ「ジラフ・マナー」や、マダガスカルのバオバブの道などが選出されている。

この「世界の夢の旅行先9カ所」という記事には、あしかがフラワーパークの、幻想的な藤の写真が掲載されていた。私が以前、あしかがフラワーパークを訪れたときには、藤の花が咲き始めた頃だったから、この満開の藤の幻想的な写真をみて、とても驚いた。と同時に、藤の花が満開の季節に訪れてみたいと思った。また、それだけではなく、数日前に、東京の亀戸天神社の藤棚を楽しんでいるとき、参拝客の方から「やっぱり足利の藤は見事だったわね」という声が聞こえてきた。
こうして、足利の藤を観たい気持ちが高まって、ゴールデン・ウィークの混雑にもかかわらず、あしかがフラワーパークに出掛けることにした。

大藤

藤の花言葉は「歓迎」である。
あしかがフラワーパークの正面ゲートを入ると、まるで入園者を歓迎してくれているかのように、大藤の樹木が姿を現す。

あしかがフラワーパークの大藤

樹齢100年を超えるという大藤の、その枝の大きさに圧倒される。
上を見上げると、藤の花房がゆらゆらと揺れていて、からだが包まれていくような感覚に陥る。

藤の花房

花の下は藤の香りが漂う。
藤の香りは、高貴でしとやかな感じがして、晴れの日のやわらかい風が似合っていた。

藤棚

白藤の滝も大迫力。

白藤の滝

園内で販売されている藤ソフトも美味しかった。
藤の香りを練り込んだとのことであり、味はジャスミンのようなさわやかな感じ。

あしかがフラワーパークの花々

92,000㎡の敷地内では、藤以外にも、さまざまな花や木が目を楽しませてくれる。

ツツジと白藤

きばな藤

ネモフィラ

ちなみに、あしかがフラワーパークは、イルミネーションも有名で、東京ドイツ村、江ノ島湘南の宝石とともに、関東三大イルミネーションに認定されている。冬の季節にも訪れたい。

あしかがフラワーパークの情報

  • 所在地
    栃木県足利市迫間町607
  • アクセス
    • 電車の場合
      JR両毛線「富田」駅または東武伊勢崎線「足利市」駅
    • 車の場合
      東北自動車道「佐野藤岡IC」または北関東自動車道「足利IC」「太田桐生IC」「佐野田沼IC」
  • ホームページ
    https://www.ashikaga.co.jp

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