祭りの前
夏の祭りにむけて、神楽坂の大通りでは、休みのあいだに着々と準備が進んでいた。
組み立てられたばかりの出店の屋台、店先に飾られた「ほおずき」の鉢。もともと賑やかな商店街だからかもしれないが、祭りの提灯は、元からそこに吊されていたいたかのように街にとけこんでいた。通りを行き交う人々からも、どことなく祭りを待ちわびる高揚と期待が感じられた。
始まりの美学
徒然草に「よろづのことも、始め終はりこそをかしけれ」という考え方がある。
桜は満開だけをみるのではなく、月は満月だけを楽しむのではない。ほころび始めた花のつぼみや花びらの散り敷かれた庭に目を遣り、見えない月を想うことも、優れた季節の味わい方だ。祭りも同じで、大通りの変わりゆく様子を見てこそ、祭りを楽しめる。
神楽坂まつり
神楽坂まつりは、第一部の「ほおずき市」に始まり、第二部の「阿波踊り大会」へと続く。
ほおずき市
ほおずき市では、神楽坂通りの毘沙門天を中心に、神楽坂飲食店の屋台が並ぶ。
去年の日記でも触れたが、この屋台で販売される品々はどれも美味い。
阿波踊り大会
阿波踊り大会では、神楽坂下から、大通りの坂をのぼり、阿波踊りの連が踊り歩く。
賑やかな囃子とともに、通りは熱気に包まれる。
2014年神楽坂まつりの概要
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- 日程
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- 第一部「ほおずき市」
- 7月23日(水)・7月24日(木) 17:30~22:00
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- 第二部「阿波踊り大会」
- 7月25日(金) おとな踊り大会 19:00~21:00
7月26日(土) 子ども阿波踊り大会 18:00~19:00
おとな踊り大会 19:00~21:00
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- 会場
- 新宿区神楽坂1丁目~6丁目
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