定期的に美しいものに触れることで、
心に栄養と潤いが補給される気がします。

そんな芸術好きの人が集まって、
半年程まえに、美術館巡りのコミュニティができました。

これまでに、
庭園美術館の「有元利夫展」(そのときの日記は→コチラ)や、
Bunkamura ザ・ミュージアムの「フランダースの光展」などを訪れています。

今日は、メンバーで仕事帰りに時間を合わせて、
国立新美術館の「ゴッホ展」に行ってきました。
平日は午後6時で閉館してしまうのですが、
毎週金曜日は午後8時まで開いているのです。

今回の企画展、サブタイトルが「こうして私はゴッホになった」とあるとおり、
ゴッホの生涯をたどるように作品が展示され、
また、ゴッホが影響を受けた画家の作品も随所に置かれています。

同時代の画家の絵を模写していたり、
同じテーマを繰り返しデッサンしたり。
晩年には独特の画風を確立したゴッホであっても、
技法への苦悩とすさまじい努力の跡が残されていました。

そんなふうにゴッホの軌跡をたどりつつ、
次第に作品の完成度は増していき、
展示の後半には有名な「種まく人」や「灰色のフェルト帽の自画像」などの作品を鑑賞できます。

絵具が幾重にも塗り重ねられた点描画は、
まるで彫刻のような立体感をもって観る人に迫ってきます。
さすがゴッホだけに一つ一つの作品も素晴らしいと思いました。

美術館巡りを終えると、
恒例の美食巡りに移ります。

美味しい食事をしながら美術館巡りの感想を語り合う時間は、
よりお互いの感動を深めあうことができる時間です。

今日は、国立新美術館から近く、
西麻布の「すし天」に行ってきました。

おまかせコースを注文すると、
旬の魚を使った握りを出してくれます。

日本酒を飲みながら、1貫ずつ運ばれてくるお寿司を堪能しました。
デザートの黒糖アイスは、これだけでお店を開けるんじゃないかと思うくらい美味でした。