上野の国立博物館に行き、『空海と密教美術展』を観てきた。

上野駅で下車してから上野公園を通り抜け、公園の奥にある国立博物館へ。
天気のいい日に公園を散歩するのは気持ちいい。

展示期間も終わりに近かったせいか、建物の入り口には長い列ができていた。
博物館の方からは、入場を待っている人のために、日傘を貸し出したり、冷たい水を配っていたりした。

展示室の中には、仏像だけでなく、空海直筆の書や法具なども展示されている。
弘法大師の字はやっぱり美しい。何が書いてあるのかは分からなかったが、心に訴えかけてくるような迫力があった。

仏像の展示は想像していた以上に感動した。
ひとつひとつの仏像が、ダウンライトに照らされ、肉体が輝くように浮かび上がり、お寺で拝観するのとはまるで違う印象を与えていた。
それに、手を伸ばせば届くくらい間近で観ることができるのも展覧会ならではだ。