朝夕の通勤電車の中で、
昔読んだ本を再読しています。

「知的複眼思考法」
ぼくが大学生の頃、大学で人気だった本です。

知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社プラスアルファ文庫)

随所にアンダーラインが引かれたり、付せんが貼ってあったり。
いろいろと大事そうなところに線が引かれています。

ぼくが関心をもったテーマは、
「なぜ本を読むのか」「本である意味は?」

たしかに社会人になってから、
圧倒的に本を読む時間が減ります。

日々の業務だけじゃなく、人付き合いの時間も大切にしたいですし。

自然と読書の時間は少なくなってしまいます。
なので、意識的に本を読む機会を作らなきゃいけない。

でも、そもそも何で本を読むのでしょうか。

情報はテレビからドシドシ流れ込んでくるし、
小説だって映画化された作品を観ればいいんじゃない。

筆者によれば、本を読むことの意味、それは、

「知識の獲得の過程を通じて、じっくり考える機会を得ることにある—
つまり、考える力を養うための情報や知識との格闘の時間を与えてくれるということ」

と考えられています。

つまり、
テレビから情報が流れてきたとき、
その情報の正確さや自分にとっての意味などを、どれだけ真剣に考えてますか、
映画って、どんどん時間は進みますけど、
登場人物の気持ちを想像する時間がどれだけありますか、
ってことだと思います。

本の場合には、立ち止まってじっくり考えることができるわけです。

アンダーラインが引かれたところを中心に、
じっくり今の自分に重ねて考えてみる。
通勤途中のわずかな時間ですが、けっこう有意義な時間です。