ひとつひとつの知識だけを集めていっても、
活かして成果につなげられなければ、意味がありません。
しかし、まとまった時間を確保できないと、
体系だった知識を会得することは容易ではなく、
どうしても断片的な知識だけが積み重なってしまいます。
学びや気づきやひらめきを、じぶんの力に変えていくこと。
そのためにも、手に入れた知識や情報を、きちんと整理し、
適切なところに保管しておくことが重要になると思います。
知識や情報の保管場所としての「ノート」の使い方をご紹介します。
ノートについて書かれた本の紹介
ひとつの母艦ノートをつくる
著者は、(1)メモノート、(2)母艦ノート、(3)スケジュールノートを組み合わせる方法をとっています。
母艦ノートに情報を集約するのですが、単なるメモのかたちではなく、アウトプットすることを前提に記録しておくそうです。
また、ひとつのコンテンツにつき、1ページか、見開きの2ページで納めることが勧められています。
ポイントは、メモ用のノートとは別に、
情報を集約するノートを「使えるかたちで」つくるということです。
いまのぼくのノートの使い方
ぼくも、上記の書籍を参考にして、似たような集約の流れをつくってみました。
ぼくはメモ帳代わりに「Evernote」を使っています。
Evernoteは、文字や画像などのデータを記録できるウェブサービスです。
気になったWeb上の情報はページごと保存できますし、
新聞記事などもEvernoteに送ることができます。
思いついたことや聞いたことは、手軽にスマホのアプリでメモに残せます。
ただ、あまりに簡単に情報を保管できてしまうので、
気が付くとノートのなかがゴチャゴチャしてしまいます。
そこで、いつでも取り出せるように工夫をする必要があります。
情報を集約したノートもつくる
さて、このようにゴチャゴチャと詰め込まれた情報は、
どこに整理して集約するかというと、同じ「Evernote」のなかです。
Evernoteのなかに、じぶんなりの「まとめノート」をつくって情報を集約しています。
ページ数や量を気にすることなくノートを持つことができるのが、デジタルの強みですね。
まとめノートは、じぶんの思考の過程に沿って情報が整理されているので、
前回までのじぶんの思考の続きから再開することができるのです。
じぶんの考え方が体現されたノートは、まさにじぶんの分身。
つくりこむほどに愛着がわいてきます。