自己の相続分の全部を譲渡した者の遺産確認の訴えにおける当事者適格(最高裁平成26年2月14日第二小法廷判決) 公開日:2014/02/14 民法 - 相続 遺産確認の訴えにおける当事者適格について、共同相続人のうち自己の相続分の全部を譲渡した者は、遺産確認の訴えの当事者適格を有しないと判示しました。 判決文(抜粋) 平成26年2月14日第二小法廷判決 遺産確認の訴えは,そ […] 続きを読む
民法900条4号ただし書前段の規定の憲法14条1項適合性(最高裁平成25年9月4日大法廷決定) 公開日:2013/12/17 民法 - 相続 本判決の位置づけ 民法900条4号ただし書の規定のうち嫡出でない子の相続分を嫡出子の相続分の2分の1とする部分は、遅くとも平成13年7月当時において、憲法14条1項に違反していたと判示したものです。 事案の概要 平成13 […] 続きを読む
共有物について遺産共有持分と他の共有持分とが併存する場合における共有物分割と遺産分割の関係(最高裁平成25年11月29日第二小法廷判決) 公開日:2013/11/29 民法 - 相続 事案の概要 本件土地は、平成18年9月当時、被上告会社X1、被上告人X2及びAが所有しており、その共有持分は、X1が72分の30、X2が72分の39、Aが72分の3であった。 Aは、平成18年9月に死亡したが、その遺産分 […] 続きを読む
相続分の指定と遺留分減殺請求(最高裁平成24年1月26日第一小法廷決定) 公開日:2012/06/15 民法 - 相続 本判決の位置付け 相続分の指定が遺留分減殺請求により減殺された場合の効果、特別受益に当たる贈与についてされた持戻し免除の意思表示が遺留分減殺請求により減殺された場合における具体的相続分の算定方法について判断したものです。 […] 続きを読む
「相続させる」遺言により相続するものとされた推定相続人が、遺言者よりも先に死亡した場合における代襲相続の可否(平成23年2月22日最高裁第三小法廷判決) 公開日:2012/05/31 民法 - 相続 「相続させる」旨の遺言により、遺産を取得するものとされていた推定相続人が、遺言者よりも先に死亡した場合には、当該遺言の効力はどうなるのでしょうか。 平成23年2月22日最高裁第三小法廷判決 事案の概要 (1) Aには、B […] 続きを読む
財産全部を相続させる旨の遺言がされた場合における債務の承継と遺留分の侵害額の算定(平成21年3月24日最高裁第三小法廷判決) 公開日:2012/05/30 民法 - 相続 相続人の1人に対して財産全部を相続させる旨の遺言がされた場合、相続債務はどのように引き継がれるのでしょうか。また、遺留分の侵害額の算定において、法定相続分に応じた相続債務の額を遺留分の額に加算することはできるのでしょうか […] 続きを読む
預金者の共同相続人の一人は、被相続人名義の預金口座の取引経過の開示を求める権利を単独で行使することができる(最高裁平成21年1月22日第一小法廷判決) 公開日:2012/05/30 民法 - 相続 (1) 金融機関の預金者に対する預金口座の取引経過開示義務の有無につき、「金融機関は、預金契約に基づき、預金者の求めに応じて預金口座の取引経過を開示すべき義務を負う」とし、(2) 共同相続人の一人が取引経過開示請求権を単 […] 続きを読む
遺産分割未了の間に第二次の相続が開始した場合において、第二次被相続人から特別受益を受けた者があるときの持戻しの要否(最高裁平成17年10月11日第三小法廷決定) 公開日:2012/05/28 民法 - 相続 遺産分割未了の間に相続人が死亡した場合において、第二次被相続人が取得した第一次被相続人の遺産についての相続分に応じた共有持分権は、実体上の権利であって第二次被相続人の遺産として「遺産分割手続を経る必要があり」、第二次被相 […] 続きを読む