今週末の土日2日間は、
NPO法人<難民支援協会>が主催する「難民アシスタント養成講座」に出席してきました。

まず「難民」というと、
家がない人、飢えに苦しんでいる人というイメージが浮かぶかもしれませんが、
国際法上はちょっと違った意味で使われています。

一言でいえば「何らかの危険があるために、自分の国に帰ることができない人」。
自分の国に戻ったら拷問を受ける恐れがあるとか、
不当な差別によって虐げられる恐れがあるとか。

このような危険から逃れてきた人たちを
無理やり自分の国に帰すことはできません。
難民を強制送還してはいけないということは、
条約でも定められている最低限の義務です。

そして、ここからが重要なことですが、
このような危険から日本に逃れて来た難民もいます。

つまり、日本にも難民がいるのです。

遠い国の問題ではなく、身近な問題として、
日本にいる難民の人たちとどう接していくかを考えなければなりません。

難民の人たちは日本で仕事を見つけられるのでしょうか?
日本の学校に通えるのでしょうか?
病気にかかったら日本の病院で診てもらえるのでしょうか?

現実には、
仕事にも就けず、生活保護も受けられず、
健康保険の適用もない(つまり病院の診療費は全額自己負担)
難民の人たちがたくさんいます。
この日本に、です。

まだまだ認知度が高いとはいえない難民のことについて、
日本でも多くの人に知ってもらう必要があると思います。

今回の講義を聴きながら、
問題を解決するためにはどうすればいいのかを深く考えさせられました。

これからも定期的に、
世の中の問題について自分なりに考えていく機会を持っていきたいと思います。