遺産の分け方 – 遺産分割 公開日:2016/10/13 相続の基礎知識 遺産相続の話合いがもつれ、相続が泥仕合となってしまうことも珍しくありません。 遺産が少なければ揉めないかといえば、そうとも限らないのです。唯一の財産を取りあって、紛糾することもありますから。 相続の場面では、家が欲しいと […] 続きを読む
財産全部を相続させる旨の遺言がされた場合における債務の承継と遺留分の侵害額の算定(平成21年3月24日最高裁第三小法廷判決) 公開日:2016/07/14 重要な判例・裁判例の紹介 相続人の1人に対して財産全部を相続させる旨の遺言がされた場合、相続債務はどのように引き継がれるのでしょうか。また、遺留分の侵害額の算定において、法定相続分に応じた相続債務の額を遺留分の額に加算することはできるのでしょうか […] 続きを読む
遺言書に花押を書いても押印とは認められない(最高裁平成28年6月3日第二小法廷判決) 公開日:2016/06/25 重要な判例・裁判例の紹介 本判決の位置付け 遺言書に花押を書くことは、印章による押印と同視することはできないと最高裁判所は判断しました。 事案の概要 Aさんは、平成15年5月6日、遺言書を作成しました。Aは、「家督及び財産はXを家督相続人としてa […] 続きを読む
内縁の妻は遺産を相続できますか? 公開日:2016/03/29 相続の基礎知識 内縁とは 内縁とは、 事実上の夫婦としての実体はあるものの、婚姻届が提出されていないために、法律上の夫婦としては認められない男女の関係をいいます。 婚姻届が提出されない理由は、様々です。 旧法の家制度のもとでは、戸主の承 […] 続きを読む
「相続させる」遺言により相続するものとされた推定相続人が、遺言者よりも先に死亡した場合における代襲相続の可否(平成23年2月22日最高裁第三小法廷判決) 公開日:2016/03/28 重要な判例・裁判例の紹介 「相続させる」旨の遺言により、遺産を取得するものとされていた推定相続人が、遺言者よりも先に死亡した場合には、当該遺言の効力はどうなるのでしょうか。 平成23年2月22日最高裁第三小法廷判決 事案の概要 (1) Aには、B […] 続きを読む
遺産は誰が相続する? – 法定相続人の範囲について 公開日:2016/03/26 相続の基礎知識 相続人が複数いる場合で、遺言による指定も無いときには、遺産は、相続人同士が、話しあって分ける必要があります。 今回の記事では、誰が相続人となるかについて、ご説明したいと思います。 法定相続人とは 民法では、 配偶者 血族 […] 続きを読む
遺言書を開封する手続があることを知っていますか? 公開日:2016/02/15 相続の基礎知識 遺言書があるかどうかによって相続の手続の流れが変わってきます。 でも、遺言書が見つかったからといって、すぐに開封してはいけません。 今回は、遺言書を預かっている場合や発見した場合にとる手続について、ご説明します。 遺言書 […] 続きを読む
資産がなければ相続は関係ない?相続放棄という選択肢 公開日:2016/02/11 相続の基礎知識 「うちには資産がないから相続なんて関係ないよ」 と思っている方へ。 相続で引き継ぐのは、資産だけじゃないんです。 法律上は「一切の権利義務」を承継します(民法896条)。 つまり「権利」だけでななくて「義務」も承継すると […] 続きを読む
妊娠中の軽易な業務への転換を契機として降格させる事業主の措置(最高裁平成26年10月23日第一小法廷判決) 公開日:2016/02/11 重要な判例・裁判例の紹介 本判決の位置づけ この裁判では,女性労働者につき,労働基準法65条3項に基づく妊娠中の軽易な業務への転換を契機として降格させる事業主の措置が,雇用機会均等法9条3項の禁止する取扱いに該当するかどうかが争われました。雇用機 […] 続きを読む
相続財産に関する費用は誰が負担する? 公開日:2016/02/10 相続の基礎知識 相続が発生してから、遺産の分割が行われるまでのあいだに、相続人のうちの1人が、土地や建物などの相続財産を管理することがあります。このとき、相続財産の管理のために負担した費用は、どのように扱われるのでしょうか。 民法の定め […] 続きを読む