金子総合法律事務所

TEL:0285-81-6745 (平日 9:00 〜 17:00) 相談の予約
Takeshi Kaneko, Attorney-at-Law

最近更新した解説記事

house-image

賃料債権の差押えと目的物の賃借人への譲渡による賃貸借契約の終了(最高裁平成24年9月4日第三小法廷判決)

本判決の位置づけ 賃料債権の差押えの効力発生後に、賃貸借契約の目的物が賃借人に譲渡されたことにより賃貸借契約が終了した場合において、譲渡後に支払期の到来する賃料債権を取り立てることの可否について判断したものです。 事案の […]
money-image

共済契約と破産管財人による共済金請求(札幌地裁平成24年3月29日判決)

本判決の位置づけ 破産手続開始前に締結された共済契約に基づく共済金請求権が、破産法34条2項の「破産者が破産手続開始前に生じた原因に基づいて行うことがある将来の請求権」に該当するとして、破産財団に属する財産であると判示し […]
土地のイメージ

抵当権設定登記と再度の取得時効(最高裁平成24年3月16日第二小法廷判決)

本判決の位置付け 不動産の取得時効の完成後に、第三者が現所有者から抵当権の設定を受けて抵当権設定登記をした場合における、再度の取得時効の成否及び抵当権の帰趨について判示したものです。 事案の概要 土地所有者Aが、買主Xに […]
法律のイメージ

安全配慮義務違反と弁護士費用(最高裁平成24年2月24日第二小法廷判決)

本判決の位置付け 労働契約上の安全配慮義務違反を理由とする債務不履行に基づく損害賠償を請求する場合に、安全配慮義務違反と相当因果関係に立つ損害というべきであるとして、弁護士費用の請求も認めました。 事案の概要 チタン材の […]

相続分の指定と遺留分減殺請求(最高裁平成24年1月26日第一小法廷決定)

本判決の位置付け 相続分の指定が遺留分減殺請求により減殺された場合の効果、特別受益に当たる贈与についてされた持戻し免除の意思表示が遺留分減殺請求により減殺された場合における具体的相続分の算定方法について判断したものです。 […]
pen-image

「相続させる」遺言により相続するものとされた推定相続人が、遺言者よりも先に死亡した場合における代襲相続の可否(平成23年2月22日最高裁第三小法廷判決)

「相続させる」旨の遺言により、遺産を取得するものとされていた推定相続人が、遺言者よりも先に死亡した場合には、当該遺言の効力はどうなるのでしょうか。 平成23年2月22日最高裁第三小法廷判決 事案の概要 (1) Aには、B […]
suit-image

財産全部を相続させる旨の遺言がされた場合における債務の承継と遺留分の侵害額の算定(平成21年3月24日最高裁第三小法廷判決)

相続人の1人に対して財産全部を相続させる旨の遺言がされた場合、相続債務はどのように引き継がれるのでしょうか。また、遺留分の侵害額の算定において、法定相続分に応じた相続債務の額を遺留分の額に加算することはできるのでしょうか […]
money-image

預金者の共同相続人の一人は、被相続人名義の預金口座の取引経過の開示を求める権利を単独で行使することができる(最高裁平成21年1月22日第一小法廷判決)

(1) 金融機関の預金者に対する預金口座の取引経過開示義務の有無につき、「金融機関は、預金契約に基づき、預金者の求めに応じて預金口座の取引経過を開示すべき義務を負う」とし、(2) 共同相続人の一人が取引経過開示請求権を単 […]