民法第446条
  1. 保証人は、主たる債務者がその債務を履行しないときに、その履行をする責任を負う。
  2. 保証契約は、書面でしなければ、その効力を生じない。
  3. 保証契約がその内容を記録した電磁的記録によってされたときは、その保証契約は、書面によってされたものとみなして、前項の規定を適用する。
平成29年改正前民法第446条
  1. 保証人は、主たる債務者がその債務を履行しないときに、その履行をする責任を負う。
  2. 保証契約は、書面でしなければ、その効力を生じない。
  3. 保証契約がその内容を記録した電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の近くによっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。)によってされたときは、その保証契約は、書面によってされたものとみなして、前項の規定を適用する。

条文の趣旨と解説

保証人は、主たる債務者が債務を履行しない場合に、その債務を履行する責任を負います。保証債務は、債権者と保証人との間に締結される保証契約によって成立する債務であり、主たる債務を担保するものです。

平成16年改正前民法においては、保証契約は不要式の諾成契約でしたが、平成16年民法改正では、保証を慎重ならしめるため、保証意思が外部的にも明らかになっている場合に限り法的拘束力を認めるものとされました(本条2項)。

条文の位置付け